エコロコ先生養成講座 その3 「小さなこどもの指導者向け 身近な植物観察の仕方」
こども環境体験コーディネーターの角田(かくちゃん)です。
7月25日(金)人と自然の博物館にて小舘研究員による第3回エコロコ先生養成講座
「小さなこどもの指導者向け 身近な植物観察の仕方」が開催されました。

とても暑い日でしたが、17名も参加がありました。
今回はスタッフとして博物館実習生の方が4名と
エコロコスタッフからあさちゃん・かくちゃんの2名が参加しました。

最初は参加者の方々に植物のどんなことについて知りたいか、質問タイム。
「見分け方のポイントは?」「遊び方を知りたい」などのご意見がありました。

まず葉の部位ごとの名称について、実物に触れながら学びます。
ほかにもソメイヨシノ・クスノキ・トウネズミモチ・カナメモチ・ソヨゴ・ウバメガシなどの
葉の感触や香りをかいだり、実験をして楽しく学びました。


マイクロスコープで拡大観察!
クスノキの葉にあるダニ部屋やソメイヨシノの鋸歯(きょし:葉のギザギザ)を確認しました。

クスノキの香りをかいだり…

ほかにも葉を光に透かして、葉脈の確認。


つまようじを使って、葉の裏側に文字や絵ををかきます。時間がたつと茶色く文字が浮かび上がりました。


ライターで葉をあぶると、「ポンッ!」と音をたてて、はじけます。
みなさん「すごーい!」と驚いていました。
室内のあとは…
外では植物採集をしながら、植物を使った遊びについて学びました。

イタチハギの葉はどの部分?みんなで考えます。

スズメノヒエの葉を手で挟んで、笛ならし。


ハナゾノツクバネウツで葉脈遊び。どこまで切れずに分けられるかな?

カタバミで10円玉をこするとピカピカに!

室内に戻ってから、ヒメジョオンとウツギを観察しました。



どちらも花の先や葉に生えている毛が星形に見えているのをマイクロスコープで確認しました。
トウカエデのタネの模型を作って、くるくる回って落ちるかやってみよう!


いろいろな葉を触ったり、香りをかいだり、音を鳴らしてみたりと五感を使った講座でした。
様々な植物遊びや観察をしたりと、参加者の笑顔がたくさんの時間でした。