いろいろ色んな葉っぱと落ち葉を楽しもう! 

 みなさんこんにちは。こども環境体験コーディネーターの河田麻美(あさちゃん)です。11月に入り、木々がより一層色づいてきましたね。ひとはく周辺でも、赤、黄、橙、と色鮮やかな木々を楽しむことができます。天気の良い日、ゆったりのんびり、お散歩をすると、たくさんの出会いがありますよ♪

 さて、先日、2022年11月2日に、葉っぱはかせとすぎちゃんと一緒に、ひとはくの周りをお散歩してきました。落ち葉を踏む音を楽しみながら、おしゃべりしながら、ゆったり、のんびりのお散歩です。さぁ、どんな出会いや発見があったでしょうか?

葉の色づき方のちがい

 よく見てみると、1枚1枚、葉っぱの色づき方がちがいます。全体が赤くなっているものもあれば、一か所だけ赤くなっていたり、黄色くなっていたり。ふしぎですね。

部分的に赤く色づく、イロハモミジ

 同じ木からでている葉っぱも、色づき方がちがいます。この時期、よく日にあたっている葉は色づいているものが多いですが、葉が重なっているとき、上の葉をめっくってみると、下の葉があまり色づいていない場合があります。日の当たり方と葉の色づき方に関係があるようですね。

紅葉のふしぎ

 では、どういったしくみで葉の色は変化するのでしょうか?そもそも、葉っぱが緑色なのは、葉緑素(クロロフィル)という緑色の色素が関係しているそうです。クロロフィルは、光と水と二酸化炭素を使って養分と酸素をつくる「光合成」のために、なくてはならないものです。気温が低くなると、クロロフィルはしだいに減っていき、カロテノイドという黄色い色素が目立つようになります。また、葉緑素が減る一方で、アントシアニンという物質がつくられます。アントシアニンは赤や紫の花などにも含まれる色素で、アントシアニンが多くなると葉は赤く色づいてみえるそうです。

葉の表と裏

 紅葉した葉っぱの表と裏を比べてみると・・・。あれっ、表が赤色の葉っぱも、裏側はよく似た色です。どの葉っぱもそうでしょうか?比べてみると楽しいですね。

葉の形と色から想像力をふくらませて

 丸い葉っぱ、手のような葉っぱ、足跡みたいな葉っぱ、いろんな形の葉っぱが落ちています。その落ち葉の形や色からイメージをふくらませると、楽しい遊びができますね。自分だけのオリジナルストーリを作って、落ち葉で遊んでみるのもよいですね。

たまった落ち葉で・・・・

 みなさんは、たまった落ち葉でどんな遊びをされますか?ぶわっと上に投げて遊んでみたり、落ち葉を踏んで音を楽しんだり、いっぱい集めて、落ち葉のプールにはいってみたり・・・。いろんな遊びができますね。

 落ち葉は隅っこの方によくたまっています。ひとはくの周りには階段が多く、階段の隅には、落ち葉がいっぱい。落ち葉をそーっとめくってみると・・・。ダンゴムシ、ワラジムシ、ミミズなど沢山の生き物がいました。落ち葉は、虫さんのお家やごはんになっているんですね。

きれいな色の葉っぱを見て楽しんだり、集めて楽しんだり、秋っていいですね。でも、季節の移り変わりは早いですよね。もうすぐ冬がやってきます。

「きれいな色の葉っぱを長く楽しみたい。長持ちさせたい。」と思いませんか?そんな時は、押し葉がおすすめです。次回は押し葉についてお話したいと思います。

 

2022年11月18日家族でいこう

Posted by あさちゃん