博物館実習生のおねえさんより!!

2021年9月のたいけんプログラムでは、博物館実習の3人の学生さんに、スタッフとして、参画してもらいました。

実習初日、緊張した雰囲気です
実習二日目。出張していたダンゴムシを展示室に戻します。共同作業で、しだいに和みます。
「ゆめはく」の展開を、実習
本番前に、「子どもたち」はどういう生き物か、体験し。これで、準備万端!

以後、7つの園を訪問し、たくさんの子どもたちに、たくさんのたいけんを、届けました。

そのようすは、ほかの記事で、お楽しみください。

ついに本番デビュー。ドキドキですね。
最後のKidsキャラバン。テキパキできました。
くみこ

10日の実習、おつかれさまでした!
実習をとおして、印象に残っていることがありましたら、おしえてください。
あんなこと、こんなこと、いっぱいあって困ると思うけれどね。

あき

園児さんたちの様子を見た、先生方の言葉です。
いろんなプログラムが用意されている中で、ずーっと化石を見ていた子がいたのですが、園の先生が「こういうことが好きなんだと分かりました」とおっしゃっていました。なんだかあったかくなりました。

みっきー

1番印象的なのは。。
イタドリの葉っぱで遊んだ時ですね!
「パン!!!」ってなった時嬉しかったです!
実は不器用で、一発でできると思っていなくて、園児よりはしゃいでいました。。。
大人も子供も、みんなで楽しめるっていいですね!

あき

園児さんたちの中には、生きものが大好きな子がいて、この10日間で数々のむしはかせ、しょくぶつはかせに出会いました! ある園では、その小さな博士に、他の園児さんが「すごい!よく知ってるなあ!」と言っていて、うれしくなりました。認め合うことができる関係やその気持ちがどうか続きますように!

まりん

キャラバンで私が化石のコーナーを担当した時、園の子供たちが化石は"なにか不思議な形をした石"と捉えていて、本当に生きていた生物だと教えてあげると、とても目を光らせ、驚いていたことがとても印象に残っています。化石のロマン、というものを子供たちに伝えれたら嬉しいです!

あき

園の先生方もプログラムを楽しんでくださっているように感じました。園児さんたちも、身近な大人である先生方が楽しいと、より楽しめる環境を作ることができているんだろうなあと思いました。
その日のために、園児さんたちが虫を捕まえてきてくれて、それをマイクロスコープで見てみたり、植物をたくさん採ってきてくれたり。博物館が提供するばかりでなく、一緒にその日の約1時間を作っているような空気にとてもわくわくしたことを覚えています。

くみこ

なるほど。いろんなエピソードが、あったんだね。
子どもたちと同じように、みんなも、キラキラして、とてもすてきでしたよ!!

では、実習を終えてのひとこと、どうぞ。

あき

自分の専門は生物を扱うものではなかったのですが、みんなが生きものを好きな理由と、博物館教育に興味があったことが、ひとはくへ実習に来たきっかけでした。
実習が始まってすぐのころ、外での実習を行っていた際に、博物館に遊びに来ていた子供さんたちが「これつかまえたー」とか「このむしなに?」とひとはくの先生方に聞いている姿に衝撃を受けたことを覚えています。先生方、子どもさんたち、その親御さんもこれが日常であるかのようにお話されていて、地域に根差した博物館を感じました。
博物館の先生方をはじめ、園児さん、園の先生の言葉をこれから先も思い出すのだと思います。人に恵まれ、たくさんのものをいただいた期間でした。他では得ることのできなかったものだったと思っています。

みっきー

10日間お世話になりました。
県や園、博物館と違う分野であっても、共通して「誰かのために」と動く方々と出会い、知ることができました。
この経験を生かし、自分の考えを大事にするとともに、多方面から誰かのために動ける人でありたいと考えます。
出会った全ての人に感謝申し上げると共に、これからのご活躍を楽しみにしております!

まりん

アウトリーチでは、私達が当たり前と思っていることを、子供たちに当たり前だと言うのではなく、その当たり前に興味・関心のきっかけを与えてあげることが大事なんだ、と思いました。それが未来の人材育成に繋がっていくと思います。
また、実習では、自分の専門分野と違う分野の"植物"や"昆虫"を知り、とても勉強になりました。セミとカメムシは実は同じ口の形をしている、オオバコ(植物)は踏まれることで種子を運んでいる、など知る度にその分野が好きになりました。
ひとはくの先生方、スタッフさんの方々と博物館のあり方、設立されてから今まで、たくさんの話題をお話し、初めは博物館は資料確保・保存・研究重視と堅い印象だったのですが、地域貢献に大きく携わっており、たくさんの人と繋がっているんだと優しい印象に変わりました。
ユニークで優しい皆様の下で、実習ができ、本当に楽しかったです。10日間、ありがとうございました。

アウトリーチプログラムの現場実習
博物館を知らない、または博物館への来館がしにくい対象へのアウトリーチプログラムは、博物館にとって重要な活動である。この実習では、移動博物館車「ゆめはく」や、研究員らとともに、幼稚園・保育所・こども園を訪問し、小さな子どもたちに、博物館資料や自然素材を用いたさまざまな体験を提供する。

2021年9月5日〜18日 兵庫県立人と自然の博物館 2021年度博物館実習

研修レポ

Posted by ecoloco-project