虫さんを入れる便利グッズ:チャック付きポリ袋の使いかた。虫をつかまえるとき、観察するときに、とても便利!
チャック付きポリ袋は、虫をじっくり観察するのに、最適なアイテムです。
虫かごや飼育ケースに虫を入れると、中で飛び回って、翅(はね)や脚(あし)が傷みやすいし、観察もしにくいです。
チャック袋に1匹ずつ虫を入れると、袋の中でおとなしくなるので、じっくり観察できます。お腹側も観察できます。
何より、苦手な虫や、刺すかもしれない虫も、袋に入っていれば、安心!
園の先生は、ふだんから、ポケットに2、3枚、入れておきましょう。
チャック付きポリ袋を使ってみよう
ユニパック、ジップロックなど、いろんな商品があり、大きさもいろいろあります。
片手で、袋の口を開くと、使いやすいです。
小さな子どもたちには、ちょっと難しいです。
花や葉っぱにとまっている虫を、さわらずに入れる
ハナムグリをみつけました。
袋の口を開けて、下からそっと近づきます。
花を揺らします。
袋の中にポロっと落ちました!
テントウムシ、カメムシ、ケムシ、網を張ってるクモなども、この方法です。
飛ぶ虫は、横から入れる
ぴょんぴょん跳ねるバッタ、チョウやトンボなどの飛ぶ虫を入れるときは、ちょっと工夫が必要。
虫は、逃げるとき、前へ前へ、上へ上へと向かいます。そのため、袋の口を開けるとき、横向きにするのがコツです!
バッタを入れてみましょう。
袋の口を横に向け、頭から入れると、ぴょんと前に跳ぶので、うまく収容できます。
ちょうちょをつかまえました。
虫あみの上から、やさしく包んで、あみを裏返していきます。
上から入れようとすると・・・
こうなります。
横から入れると、逃げられにくいです。
トンボやアブ、ハチも、同じようにします。
袋に入れたあとの注意
圧迫注意
袋に入れた虫さんは、何かにはさまってぺちゃんこにならないよう、虫カゴやしっかりしたケースに入れて持ち運びましょう。
子どもたちは、袋の上から「ぎゅっ」と虫を押してしまうことがあります。それも注意ですね。
直射日光厳禁、高温厳禁
日差しの強いときは、タオルなどで覆うか、紙箱に入れて持ち運びましょう。
暑いときは、短時間でも、中が蒸れて、死んでしまうことがあります。真夏の日中など、人間もバテるような日は、チャック袋やペットボトルは使わず、虫かごに入れる方がいいです。
袋に入れた状態で、涼しい日陰に置いておけば、1日くらいは平気です。暑いときは、冷房の効いた涼しい部屋に置く必要があります。虫は乾燥に弱いですが、袋の中は乾燥しません。虫の呼吸量はわずかなので、チャックを閉めても、虫はまず窒息しません。