どんぐりをみつけて比べっこしたよ!〜しぜんえんそくinひとはく〜
先日、2024年12月5日(木)に、尼崎市立武庫南保育所のくじら組(年長)といるか組(年中)のみんなが、ひとはくに遠足で来てくれました。武庫南保育所さんには、葉っぱはかせ(小舘研究員)と、あさちゃん(河田こども環境体験コーディネーター)が訪問したことのある園さんです♪ひとはくに来てくれると聞いて、葉っぱはかせも、あさちゃんも、ワクワクルンルン♪ みんなにごあいさつをして、さっそくプログラムスタート!!
まずは、葉っぱはかせからのお話。「ひとはくには、色々な種類のどんぐりのなる木があります。どんぐりも葉っぱも種類によって形がちがうよ。コナラ、アベマキ、クヌギ、シラカシ、4つの葉っぱとどんぐり探せるかな?」
さぁ、みんなで探そう〜!!
どんぐりと葉っぱ、いっぱい見つけたね。大きな葉っぱも、小さな葉っぱも、黄色い葉っぱも、オレンジの葉っぱも、周りがギザギザの葉っぱもあったね。どんぐりも、小さいどんぐり、細長いどんぐり、まる〜いどんぐり色々あったね。
形が違う どんぐり、転がり方も違うかな? さぁ、みつけたどんぐりを、コロコロ転がしてみよう〜!!
沢山あそんだ、そのつぎは、どんぐり生長のおはなし!!どんぐりぬぐるみを使って、葉っぱはかせとあさちゃんで、”どんぐりがどんな風に大きな木に生長するのか”お話をしたよ。
最後は、どんぐりの生長を、歌と体操で表現した”ぐんぐんどんぐりこ”を一緒におどりました♪
「みんな、とっても上手に体操できたね!」……っとお話をしていると、武庫南保育所の園児さんより、葉っぱはかせに質問をいただきました♪どうやら、ひとはくに来る前に、考えてきてくれたようです。
どうして、どんぐりは茶色いの?
上手にかくれんぼするためだよ。
どんぐりが落ちるころ、森の地面には、茶色の落ち葉がいっぱいあるよね。茶色い落ち葉の中で、どんぐりが見つからないようにするのは、同じ茶色が一番だよね。
どうして、葉っぱ、黄色くなったり、赤くなったりするの?
『秋から冬にドサッと葉っぱを落とす木は、さむくなると、葉っぱの
「緑色のもと」がなくなっていくんだ。
すると、「緑色のもと」と一緒に、まえからある「黄色のもと」が
よく見えるようになるよ。
それとね、緑色がなくなって「赤色のもと」がつくられる木もあるよ。
葉っぱにできた”糖”などの栄養が多くたまると「赤色のもと」が
沢山つくられてより赤くなるよ。
葉っぱはかせに質問できてよかったね♪質問を考えてきてくれてありがとう!「なんでかな?」って考えるの素敵だね♡
どんぐりのこと、葉っぱのこと、もっと好きになってもらえたかな?武庫南保育所のみんな、来てくれてどうもありがとう〜!!
特注セミナーでは、楽しいプログラムをありがとうございました。
普段から自然に触れて遊びを楽しんでいますが、今回のように大自然の中での体験は、とても心に残りました。
踏みしめて歩く枯葉の道、風でヒラヒラと舞い落ちてくる葉っぱなどは、子どもたちも『すごい…!』と感動していました。種類の違うどんぐりを写真で見て探すことや転がして遊ぶ中で様々なことを試し、ワクワクした遊び、気持ちを体験をすることができました。また、どんぐり体操では、どんぐりの生長を学びながら楽しく体を動かしている子どもたちの表情が印象的でした。最後は、子どもたちからの質問にも丁寧に答えて教えてくださり、子どもたちも「そうなんだね~」と、顔を見合わせて納得していました。
自然を満喫することができ、園外保育を楽しませていただきました。
葉には、はじめ、緑色の色素(クロロフィル)と黄色の色素(カロテノイド)があります。クロロフィルは光合成(光と水と二酸化炭素を使って養分と酸素を作るはたらき)のためになくてはならないものです。気温が低くなり、太陽の光が当たる時間が短くなると、緑色の色素は減っていき、黄色の色素が目立つようになります。一方で、緑色の色素が減っていき、赤色の色素(アントシアニン)が作られる木もあります。葉の付け根(枝のところ)に寒くなると「離層(りそう)」という壁ができて、光合成で出来た糖などの栄養分が枝の方へ行かなくなり、葉の中にだんだん溜まってしまうことで「赤色」がつくられるとされます。
綺麗な葉っぱをみつけたら、押し葉にするのがオススメです☆冬になると自然物との出会いが少なくなってしまうけど、押し葉にすると長く楽しめますよ。制作に使うのもよいですよ。
☆押し葉の作り方については、こちら⇒“いきいきおちば(押し葉)”をつくろう!
☆押し葉の活用についてはこちら⇒“おにつのつんつん”の作り方
どんぐりなりきり体操はYouTubeでも紹介しています。ぜひ踊ってみてくださいね。