カブトムシのサナギが土から出てきちゃったら?

こども環境体験コーディネーター・ゆうこちゃん

皆さんの園ではカブトムシを育てていませんか?
夏が近づき、そろそろサナギになる時期ですね。
先日、園の先生からカブトムシのサナギが土から出てしまっている!
とご相談がありました。
カブトムシは自然の中では朽ち木や腐葉土の中で蛹室(ようしつ)を作って、その中でサナギになって、蛹室を足場にして踏んばって羽化するので、蛹室に代わるものを作ってあげるといいみたいです。
いろんな方法があると思うのですが、前に博物館でやってみた方法をお伝えします。

①お花用のオアシス(吸水スポンジ)を用意します。

オアシスは100均でも手に入ります。大きさは飼育ケースに合わせてカットできます。

②オアシスを水につけて湿らせます。

バケツなどに水を入れて、そのまま浸します。

③カブトムシのサナギが入るサイズの穴を、スプーンでくり抜きます。

④カブトムシのサナギを入れます

⑤飼育ケースに入れます

飼育ケースの天井はもう少し高いものの方が、羽化した時に出てきやすいかもしれません。

⑥羽化するのを応援しながら待ちます

だんだん黒くなってきました。
羽化成功!!!
ゆうこちゃん

調べてみると、トイレットペーパーの芯や画用紙などで作る方法もあるみたいですね。皆さんも色々試してみてくださいね!

2021年6月15日むし,便利なアイテム

Posted by 高瀬優子