第3回 エコスタディ☆フェス体感レポ!
こんにちは。エコロコプロジェクト運営メンバーの山中詩子です。
エコロコプロジェクト発のイベント「エコスタディ☆フェス」(6/29(土)@ひとはく)に仲間入りしてきました。
このイベントの話が持ち上がった時、「なんかフェスっぽく、繋がりを感じれるライブ感のある集まりをうみだしたいよね〜。」と、運営メンバーの間で盛り上がりました。
場所は違えど、乳幼児期のこどもたちの育ちに関わる現場で自然とこどもとの出会いを環境としてどのように園などで手渡し、そこでどのようなこどもたちの活動がうまれ、そして、どのようなまなざしで振り返っているか…そういう話を気楽に語らい、みんなで想いを温めあうような熱をうみだすそんなイベントになればと3部仕立てでそれぞれ準備をすすめてきました。
私は第1部のエコロコ☆ラボで「土のアート」という体験ブースをひらいてきました。
開催場所となったひとはく(兵庫県立人と自然の博物館)の土を当日朝掘りし、水でとき、特製の絵の具をつくります。掘る場所によって土の色が違い、水の濃度で感触が変わります。刷毛や筆、レンゲなどを用意し、大きな画用紙や障子紙、コーヒーフィルターなどに自由に描いてもらいました。
いつも私がこどもたちとなにかを描く時や活動する時に大切にしていることを描きながらお伝えしていくそんな時間にもなりいろんな交流がうまれました。一緒に場を素敵な笑顔で盛り上げてくれたのはエコロコサポーターの湊川短期大学のみなさん。最後には様々な方の体験の軌跡が1枚の素敵な絵となりました。
描きながら話す。
今回、私がとても印象的だったのは、手を動かしながら、少しずつ参加してくださった皆さんとの距離が近づいたり、その後、立ち話が広がっていったことでした。
今回は、身近な「土」を素材として捉えることから広がっていく表現のきっかけを共にし、そこからいろんな話が井戸端会議みたいに広がったらいいなと思っていたのでとても嬉しいかったです。
「あの、素手でもいいですか?」
と何人かの方たちが土の絵の具に手をつけてとてもいい表情をされていて素敵でした。
心地よいという感覚が表現の中でとても大切なこと。こどもも大人も変わらず流れる自然との関わりの中で実感してほしい体験のひとつ。
そんなことを思い巡らせていると、いろんな話がきこえてきました。
特に、「園の近くにこんな粘土質の土がないんです。あれば、体験させてあげたいんですけど。」という声が今回多かったです。
たしかに、ひとはくの土はその色、質感、つや感と魅力的でした。たとえば、今回、私が持参した土の一部は交流のある農家さんからわけていただいた畑の土。そんな風に誰かの手助けをいただくこともひとつ。
そして、後からひとはくの先生にきくと、園庭の地面の土だとしても、深く掘れば粘土質の層に辿りつくかも、といったアイデアもしれました。
そんな風に「ない!」時こそ、ひょっとしたら発想の持ち様で、「ある!」に変えることができるかもしれません。「ない!」けどやってみたい!そんなワクワク感を起点に。
まずは誰かに話すことから、意外なところに解決策、そして、なにかもっとこどもたちの活動を広げるかもしれないチャンスかも。…そんな風に思うとちょっと面白い!そんな気持ちになり、これからの自身のこどもたちとの活動のヒントもいただける時間でとても楽しかったです。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。