せみ・あめんぼ・かめむし【むしみつけたよ〜園児たちのむし図鑑〜】
せみ・あめんぼ・かめむしは、ストローのような口をしていて、液体食です。さなぎにはなりません。
せみ
大きな体と、鳴き声で、みんながよく知っている昆虫です。子どもたちがセミをつかまえるのは難しいですが、ぬけがらをよく拾ってきます。
あぶらぜみ
茶色い翅(はね)が特徴です。午後から夕方にかけてよく鳴きます。
ぬけがらは、濃い褐色で、つやがあります。
🏠 木の上にいます。
🍙 木の汁を吸っています。
くまぜみ
いちばん大きなセミ。市街地の公園や街路樹に多く、自然の林にはあまりいません。瀬戸内海側にとくに多く見られます。朝によく鳴きます。
ぬけがらは、大きくて、色が薄いです。お腹のしま模様に特徴があります。
🏠 街路樹や庭木の上にいます。
🍙 木の汁を吸っています。
にいにいぜみ
小さくてかわいいセミです。クマゼミやアブラゼミより早く、梅雨明けが近づく頃に鳴きはじめます。朝からずっと鳴いています。
ぬけがらは、コロンとした丸い体型で、泥をかぶっています。
🏠 広葉樹の樹上にいます。
🍙 木の汁を吸います。
あめんぼ
あめんぼ(なみあめんぼ)
ナミアメンボは、胴体の大きさが2cmくらいです。ひとまわり小さなヒメアメンボも、よくいます。ちょっとした水たまりやプールにも、空を飛んで、やってきます。
🏠 池や川などの水面を歩いています。
🍙 肉食です。水に落ちた虫の体液を吸います。
かめむし
おおほしかめむし
2cmくらいあります。大きくて色鮮やかです。ダンゴムシをさがしていると、落ち葉の間などで、見つかることがあります。夜行性なので、灯りに飛んでくることもあります。
🏠 雑木林などの地表にいます。
🍙 木の実の汁など?
おおもんしろながかめむし
1cm足らずの小さくて細長いカメムシです。背中(翅:はね)にある二つの白い模様がよく目立ちます。落ち葉をかきわけてダンゴムシをさがしていると、ときどきみつかります。
🏠 落ち葉の間など、地表にいます。
🍙 木の実などの汁?
きまだらかめむし
成虫は2cm近くで、カメムシとしては大型です。幼虫は丸くて平たい体に赤い模様があり、一見、同じ種類とは思えません。昔はいませんでしたが、2000年代に各地に広がりました。成虫で冬を越します。
播磨の人は「最近のガイダは大きいなあ」という感想も。
🏠 園庭に植えてある、いろんな広葉樹の幹や、葉っぱの裏にいます。
🍙 木の汁を吸います。
⚠️ 臭いのする汁が手につくと茶色くなることがあります。毒ではありません。
くさぎかめむし
1cmくらいの、茶色いカメムシです。播磨地方では「ガイダ」と呼ばれています(語源は不明)。秋が深まったころ、冬越しの場所をさがして、建物の中によく入ってきます。
🏠 広葉樹の上にいます。
🍙 木の実の汁を吸います。
つやあおかめむし
1cm足らずで、鮮やかな緑色をしています。成虫で冬を越すので、真冬にも見られることがあります。ときどき、建物の中に入ってきます。
緑色のカメムシには、何種類かあります。
西播磨では、「カメムシ」または「みどりガイダ」。
🏠 木の上にいます。
🍙 木の実の汁を吸います。
ふたもんほしかめむし
1cm足らずの地味な虫です。草の根元や落ち葉の間などで、ダンゴムシとよくいっしょにいます。お腹はつやつやしていて、脚の付け根に白い模様があります。
🏠 落ち葉の間など、地表にいます。
🍙 木の実などの汁?
ほそはりかめむし
1cm足らずの地味な虫です。ネコジャラシなどイネ科の草むらによくいます。つかまえようとすると、すばやく飛びます。
🏠 イネ科の草の間にいます。
🍙 草の実などの汁
まるかめむし
5、6mmほどの、コロンとしたかわいい虫です。秋が深まると、室内に入ってきたり、洗濯物にくっついていることがあります。追い払おうとするとびっくりして強い臭いを出すので、いやがられます。でも、よく見たら、かわいいですよ。ほんまに。
🏠 クズやフジなどマメ科植物の茎についています。
🍙 クズなどの汁を吸います。
よこづなさしがめ
成虫は2cmくらいです。園庭に植えてある、いろんな木の幹や枝にいます。成虫は腹部の白黒模様が特徴です。幼虫は、腹面の赤い部分が大きいです。
幼虫のときは、集まって生活しています。幼虫で冬を越します。
「サシガメ」は「刺す」カメムシという意味で、肉食性です。毛虫やいろんな虫をつかまえて、体液を吸いとります。
🏠 背の高い草むらが好きです。
🍙 毛虫など虫の汁
⚠️ ぎゅっと握ると、刺されることがあります。とても痛いそうです。
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