With エコロコプロジェクト @キッピー山のラボ /レポート
キッピー山でエコロコプロジェクト
ひょうごエコロコプロジェクト推進委員の山中詩子です。
先日(2021.2/27(土)と28(日))、私が今、コミュニケーターとしてお仕事している"キッピー山のラボ"(三田市有馬富士自然学習センター)にエコロコプロジェクトのあやちゃんとすぎちゃんが遊びにきてくれました。その時の様子を当館のHP(キッピー日記)でコラムに綴ってみました。ご覧ください。
おたずね どんぐり(2月27日(土)・28日(日)開催) | キッピー山のラボ 三田市有馬富士自然学習センター (kippy-labo.jp)
現在開催中(~2021.3/14(日))の当館での企画展示【どんぐり ころころ そのあとに】をきっかけに、公園のどんぐりの「今」をふたりをお招きして子どもたちとお訪ねしてみるというプログラムです。
"ふしぎ"のもと のうまれるところ
今回、企画展示では、秋に公園で拾ったどんぐり(コナラ)を水耕栽培にして育てて展示しています。
私は今回はじめて育ててみてわかったことですが、水耕栽培にすると、お外のどんぐりよりも根っこや芽生えの成長がはやくなるようです。展示が終わったら、土に植え替えてみようと思うほど!成長がはやい!その分、根っこや葉っぱがどんぐりからどうやってはえてくるのか観察しやすくなります。
このお外との成長の時間差が、実際に公園や森という環境で生きるどんぐりたちに出会う時に、新たな"ふしぎ"がうまれていくように感じました。
"おうちとおそとを結ぶもの"。子どもたちにふしぎのきもちが広がっていくもと(きっかけ)として、水耕栽培は面白い環境設定だなぁと感じました。
秋から冬にかけて、子どもたちと拾ったどんぐりを園で育ててみるのも楽しいかも~!
公園のどんぐり探しの様子
どんぐりから"あそび"がいっぱい!
【どんぐり ころころ そのあとに】…この企画展示にこめた想いは前回コラムに綴らせていただきました。
どんぐり ころころ そのあとに《キッピー山のラボ企画展示のご案内》 | エコロコプロジェクト (eco-loco.jp)
そもそも、私の"ふしぎ"の気持ちからはじまったこの企画。実は、もうひとつ、この場で表現してみたいことがありました。それは、ひとつの素材で(どんぐりの性質(特徴)を活かしながら)いろいろ遊ぶということの提案です。キッピー山で過ごしていると、春夏秋冬と自然の時間は連なって流れていることを実感します。"どんぐり"もずっと存在して変化し続けているんですよね。私はここにくるまで、ついつい、どんぐり遊び=実りの秋という切り取られたイメージがあったかもしれないなぁとはっと気づかされたのです。
【どんぐり ころころ そのあとに】に遊びの風景がいくつも広がっていくそんなイメージを夢描きました。今回は、どんぐりの落ち葉をつかったり、どんぐりからインクをつくったりしていくつかお絵かきを楽しみました。子どもたちと遊んでいるうちに、「あ、これも面白かもなぁ~。」と次の遊びのヒントもうまれたりして…。どんぐりはとても面白いです。先日、水耕栽培しているどんぐりのねっこの観察スケッチを子どもたちと行いました。子どもたちはじっくりその様子を見て、とても素敵などんぐりたちがうまれていました~。
そして、どんぐりを育てているステキな瓶【ねっこらぼびん】は、キッピー山のラボの近くにある【三田市ガラス工芸館】の皆さんにご協力いただき、どんぐり専用の水耕栽培の瓶を制作いただけることになりました~♪
吹きガラスの厚みや透明感がより根っこを輝かせてみせてくれているように感じます。(感謝) 今回、どんぐりにつまった生命力を感じてもらいたい、子どもたちに根っこの成長をじっくり観察してほしいという願いからイメージして創作してくださった特別な瓶です。
こちらの【ねっこらぼびん】も3/14(日)まで展示しています。ぜひ、どんぐりたちに会いにいらしてくださいね〜。
【エコロコプロジェクト推進委員 山中詩子】
エコロコプロジェクトのおふたりからのこえ
キッピーにお邪魔して、穏やかな春の日差しを感じながらも冬の冷たい空気が残る中で、冬のどんぐりに会いに行くおさんぽをしました。
参加してくれたみんなは、楽しんでくれたでしょうか?
落ち葉のおふとんをかき分けて探すと、お話に聞いた根っこが出ているどんぐり、しっかり地面に根をおろして双葉になったどんぐり…
も、たま〜〜に見つかりましたが(笑)、
ほとんどのどんぐりは、穴が空いていたり、割れていたり、真っ黒になっていたり、菌糸が生えていたり…
でも、うたこさんから「どんぐりむし」のお話を聞いていたから穴が空いていても「どんぐりむしがいたんだ!」の声。
割れていたらめくって中を見てみてごらん、真っ黒なのも不思議…
そう、ハズレとか残念などんぐりではありません。
どれも面白〜いどんぐりなのです。
また、落ち葉のふとんで眠っているのはどんぐりの他に、虫達や小さい木の実もいましたね。
葉っぱの上を歩く音や、土の上の葉っぱの匂いに気づいたお友達もいました。
小さいどんぐりがかわいくてお気に入りのお友達も、殻斗が2つ並んで「ちょうちょみたい!」と喜んだお友達もいました。
冬のおさんぽでいっぱい発見してくれたんではないでしょうか?
私もみんなから大事な発見をたくさん教えて貰った2日間でした。
みんなとまた遊んで、新しい発見ができるのを楽しみにしています!
キッピー山は、有馬富士や、大きなクジラの形に見える山があり、とても気持ちのいいところです。私も大好きな公園です。
そんなキッピー山で、どんぐりをたずねるワークショップにおじゃましました。
絵本の中に入っていくような展示からお話が始まり、どんぐりさんをたずねてお散歩に出かけました。
どんぐりさんはいろいろ教えてくれました。木から落ちたどんぐりがころがっていって、落ち葉の下で、木になる準備をしてるんだよって。
ふだん、あまり気づかれないですが、ワークショップの中で、子どもたちは根っこを出したどんぐりや、穴のあいたどんぐり、どんぐりのパンツ(かくと)などを、宝物がみつかったようにうれしそうに見せに来てくれました。
みんなでみつけた、ねっこを伸ばし始めたどんぐりが、大きな木に育ちますように!
ときどきたずねにキッピー山にあそびにいってみてくださいね。