冬の虫さがしは、宝さがし! 楽しすぎます!!
「園児たちは虫が好きで、春、夏、秋と、虫さがしをしてきたのですが、冬はできなかったんです。これで、冬にもできることがわかりましたっ!!」「冬の虫探し探検隊!本当に楽しかったです!!」(園長先生談)
12月1日、洲本市立洲本幼稚園での「しぜんたいけん」は、冬の虫さがし。
寒くなると、虫さんたちは、どこにいるのかな? どうしてるのかな?
みんなでさがしてみます。
朝日が昇る、三熊山に向けて、元気よく、出発です。
山の上から、洲本城の模擬天守が、子どもたちを見守っています。なんだか、神々しいです。
ほんの数分で、急な坂道の登山道に。
うっそうと茂る照葉樹林の中を、登っていくと、少し平らな場所に、木が積んであります。
おっ、これは探検する価値がありそうです。
最初のうちは、どこをさがすといいのか、わかりません。
こういうところを、こうやって、さがせばいいんだ。
と、わかった子どもたちは、5分か10分もすれば、いろんな虫を発見します。
宝さがしみたいで、楽しいです。
やわらかい木には、いろんな虫が入っていることが、わかってきました。
チビクワガタを、5匹、つかまえました。
そうそう。子どもたちは、牛乳パックの虫ケースを持っていますね。
この季節、飛び跳ねる虫はいないので、フタのない入れ物でも、だいじょうぶなのです。
やわらかな木の中には、オオゴキブリが、たくさんいました。おうちにいるゴキブリとはちがって、木の中にトンネルを掘って、家族で仲よくくらしています。
ほかにも、クワガタムシの幼虫や、ダンゴムシ、ムカデ、ヤスデ 、などなど。
きれいな虹色の、ナガニジゴミムシダマシも、みつけました。
大きなヤマナメクジが、やわらかい木の中から、出てきました。ナメクジさんは、木の中で冬眠するんですね。
これらの虫さんたちは、園に帰って、デジタルマイクロスコープで、拡大して観察しました。
公園や神社でも、木がたくさん茂っていて、落ち葉がいっぱいあって、落ちた枝が転がっているようなところがあれば、こんなふうに、虫さがしを楽しむことができます。
夏は、ヘビやハチがこわかったり、蚊がいっぱいいるので、雑木林の中に入るには、ちょっと覚悟がいりますが、冬なら、安心。12月から3月がオススメ。
落ち葉を踏んだときのカサカサした感触や、木や土の匂いも感じることができ、すてきな「しぜんたいけん」になりますよ。