ˆoˆ 園庭のむしずかん ««« 草の間にいる、タワシみたいな、ふわふわな、毛虫
10月30日、西宮市の秋の園庭。いつもはダンゴムシがたくさんいる植え込みで、虫さがしをしていると・・・
黒い毛虫がいました! 長い毛がいっぱい生えてて、タワシみたいです。
葉っぱの上にいることもありますが、地面で、じっとしていることが多いです。
これは、蛾の幼虫で、「せすじひとり」といいます。
幼虫は何回か脱皮をしますが、大きくなるにつれて、毛がふさふさになっていきます。おもしろいですね。
びっくりすると、丸まります
ダンゴムシみたいに、びっくりすると、丸くなります。
丸くなると、毛の生えかたがよくわかりますね。
ふわふわ毛虫は、さわってもだいじょうぶです
毛虫は刺される、かぶれる、と思っている人が多いですね。
でも、園庭でみつかる危険な毛虫は、ほぼ、チャドクガとイラガだけです。
大半の毛虫は、さわっても、かぶれません。
黒や茶色のタワシみたいな毛虫、いわゆる「くまけむし」は、どれも、だいじょうぶです。
そだててみよう
お部屋で育てるのは簡単です。とてもかわいいですよ。
この毛虫は、いろんな種類の草の葉っぱを食べます。
園庭に植えてある植物の葉、生えている草の葉を、いろいろ与えてみてください。何が好きなのかな?
11月30日、葉っぱをつづって繭(まゆ)をつくり、さなぎになりました。
来年の春に、大人の蛾になります。大人の蛾もかわいいです。てんとうむしみたいな匂いがします。
毛虫やイモムシの育てかたは、下の記事をご参考に。
この毛虫(セスジヒトリ)は、都会が好きな種類で、農村部にはいません。
農村部には、春から初夏にかけて、同じような姿をしたヒトリガの仲間の毛虫が何種類か、見られます。どれも、さわってもだいじょうぶですし、育てかたも同じです。