むしみつけたよ〜園児たちのむし図鑑〜

【むしポスター、新バージョンを公開しました!!】

子どもたちが見つけた虫、なんだろう? 小さな図鑑には載ってない。大きな図鑑だと多すぎてわからない。ネット検索もアテにならないし時間がかかる・・・

そこで、図鑑で調べたり、先生がネット検索をしやすくするための「プレ図鑑」として、園児たちの虫とり結果をもとに、ポスターをつくりました。

ここには、ポスターを見て「あ、この虫かな」と思ったときの参考になる解説、ポスターのPDFデータを掲載しています。

むしの解説(名前から調べる)

むしの解説(なかまごとに調べる)

ポスターに出ている虫だけでなく、それに関連する虫の情報も追加していきます。あまり多くならない程度に。

ポスターのPDFデータ

下のリンクからダウンロードください。
幼稚園・保育園・子ども園の先生方のデータ使用はご自由です。ホームページや書物に転載される場合、エコロコプロジェクト事務局へのご一報、お願いいたします。

兵庫県に限らず、少なくとも関西圏でしたら、ほぼそのまま使えると思います。

ver.2.0(110種 掲載率88% なかまごと)

2023年3月公開。園への直接配布は予定していません。ver.1.0以後のデータを追加し、110種を収録。園児がつかまえた虫の約88%がここに載っています。

A3判2枚組。成虫と幼虫をいっしょに紹介。「その1」はさなぎにならない昆虫、「その2」はさなぎになる昆虫と、昆虫以外の小動物です。小学校の理科でも使えるでしょう。ver.1.0と同じく、紙面下方には地表や地中にいる虫、上方には樹上にいる虫を配置。100%プリントでほぼ実物大です。

プリント用高解像度データ

2枚組 PDF 10.8MB

閲覧用軽量データ

2枚組 PDF 2.2MB(軽量)

ver.1.0(98種 掲載率80% 季節ごと)

2021年3月、兵庫県内の全幼稚園・保育園・こども園に、現物を配布しました。98種を収録。園児がつかまえた虫の約80%がここに載っています。
A3判2枚組。掲載スペースの節約、観察の便宜を考え、季節で分けました。そのため、同じ種類でも異なるステージ(幼虫、成虫など)の写真が別のポスターに入っていることがあります。年間を通して見られる虫はスペースの関係でどちらかだけの収録にしたこともあります。二つ折り送付のためと、「園ではA3判のプリントが難しい」という意見もありましたので、センターラインを避けた配置にしました。

プリント用高解像度データ

春〜夏(高解像度)
秋〜冬(高解像度)

閲覧用軽量データ

春〜夏(軽量)
秋〜冬(軽量)

なんだろうね?で終わらないための「プレ図鑑」として

「園児が虫を持ってきた」→「ポスターを見る」→「これかな?」→「QRコードからこのページへ」→「たしかめてみる」という利用の流れを想定しています。

園児が虫をみつけても、先生にさっぱり見当がつかなくて、「なんだろうね?」「わからないから放してやりましょう」で、終わってしまうことが少しでも減ればと願います。

何の仲間かの目星がつけば、そのあとは、市販の図鑑やネット検索が格段にしやすくなります。あとは存分に、調べ学習なさってください。

園児のみなさんと

エコロコプロジェクトの「しぜんたいけん」「むしとりえんそく」ないしは、その前身となるひとはくKidsキャラバンなどで、むしとりをしてきました。

ver.1.0・・・2017年から2021年1月にかけ、兵庫県の幼稚園・保育園・こども園の、59園・2,647人の園児たちがむしとりをし、341種類 3,926匹をつかまえました。

ver.2.0・・・ver.1.0に2022年11月までのデータを追加。110園・5,773人の園児たちが、460種類 8,300匹あまりの虫をつかまえました。

ポスターには、複数の園でつかまったものの中から、個体数上位種を中心に収録しました。

ということで、このポスターは、たくさんの園の先生方、それに園児のみなさんと、いっしょにつくったものです。

みんなありがとう! これからも、虫とりしてね!!

作者・謝辞

企画・制作:八木 剛(兵庫県立人と自然の博物館)
協力:中谷朱里・池田 大・鈴木 武・鳴く虫研究会「きんひばり」・高瀬優子(イラストレーション)

「エコロコくらぶ」加入の先生方へは制作段階で見ていただき、名称や内容、判型などなど、貴重なアドバイスをたくさんいただきました。厚く御礼申し上げます。


初回公開 2021年2月23日
ver.2 公開 2023年3月2日

むし図鑑,印刷物・デジタル素材

Posted by やぎ